ファーナスペレットを使ったクリームの作り方についてのお問い合わせをいただきましたので、用途や目的別の精油選択例を含めたレシピをご紹介します。短時間で簡単に作れますので、ぜひお試しください。
実際に作る際には準備などの手間を考えると10gは少ない量だと思いますが、まずは試作として10gで作り、使用感が良かったら、次回に30gとか50gで作るようにされると良いと思います。
目次
ファーナスペレットとは
- 主にヤシの実油やパーム油から、常温で固形の飽和脂肪酸だけを分離抽出し、ペレット状に加工したもの。
- ミツロウの代用として、クリームやリップを作る際の基材に適する。
- ポットのお湯でも簡単に溶ける。※ミツロウよりも低温で溶けるため、クラフト作製後の片づけも楽です。
ファーナスペレットを使ったクリームの作り方
材料
完成後10ml (約10g)
- 精油:3~10滴(精油濃度1.5~5%)
- ファーナスペレット:3g
- 植物油:6ml
- クリーム容器:10ml用
- ビーカー(小):2つ ※植物油用と湯煎用
- かき混ぜ棒
- 湯煎用のお湯
- 湯煎用ボウル(鍋や茶碗、コーヒーカップ等でも)
作業手順
- ビーカー(1)に、植物油を入れる。
- もう一つのビーカー(2)に、ファーナスペレットを入れて、湯煎で溶かす。※電子レンジでも可
- 火傷に気をつけながら湯煎からビーカー(2)を取り出し、ビーカー(1)の植物油を加えて、かき混ぜ棒でよく混ぜる(溶け残りがある場合には、再度湯煎する)。
- ビーカー(2)内の液体の温度が45~50℃まで下がったら、精油を加え、かき混ぜ棒でよく混ぜる。
- ビーカー(2)内の液体をクリーム容器に移し、そのまま冷やして固まれば完成。
※早く完成させたい場合は、氷水でビーカーを冷やしながら行うと良い。白濁し始めたら、素早く容器に移す。
精油の選択例
全て完成後約10g、精油濃度は2%の例です。
同じ滴数で精油濃度を1%にしたい場合は、ファーナスペレットと植物油の量を2倍にして、完成後約20gとしてください。クリーム容器も20g以上の物が必要となります。
※事前に使用したい精油の禁忌・注意を確認してください。
手荒れ その1
- ゼラニウムエジプト(ローズゼラニウム):1滴
- ラベンダーアングスティフォリア:1滴
- ティートゥリー(ティーツリー):1滴
- イランイラン:1滴
手荒れ その2
- ラベンダースピカ(スパイクラベンダー):1滴
- サンダルウッド:1滴
- ローズウッド(ホーウッド代用可):2滴
冬の腕や脚、指のささくれ
- ローズウッド(ホーウッド代用可):2滴
- カモマイル・ローマン:1滴
- ラヴィンツァラ(ラビンサラ):1滴
かかとのガサガサ
- ラベンダースピカ(スパイクラベンダー):2滴
- ゼラニウムエジプト(ローズゼラニウム):2滴
- ヘリクリサム(イモーテル): 1滴
備考
- ファーナスペレットと植物油の比率:気温や好みの使用感で調整すると良い(例 ファーナスペレット:4g、植物油:5ml等)。
- 植物油:ホホバをベースとして、小麦胚芽油やカレンデュラ(マリーゴールド)油を、10%程度加えると良い。
- ファーナスペレットの代わりに、みつろうや、シアバターを使用しても良いが、その場合は植物油の割合を見直す必要がある。
使用上の注意
アロマテラピーを行う場合は、
- 医師法や薬剤師法、薬機法等の関連法を遵守し
- 使用する精油や植物油について、事前に禁忌や注意事項を必ず確認し
- パッチテストを行い、問題無いことを確認してください。