ハッカ油の成分は本当にペパーミントオイルに近いのだろうか?
アルベンシスミント精油(取卸油)を冷却して取り出した薄荷脳はアメリカに輸出され、薄荷脳を取り出した後の脱脳油(赤油)は再度水蒸気蒸留され(白油=ハッカ油)、ペパーミントオイルとしてヨーロッパに輸出されていました。
『ハッカ油の成分は、本当にペパーミントオイルに近いのだろうか?』という疑問が湧きましたので、ハッカ油の販売者である薬品会社に電話してみることにしました。
私:御社のハッカ油を購入した者ですが、成分についての記載が無かったので、ハッカ油の成分について教えてください。メーカー担当:メントールが30%以上です。私:それは日本薬局方に記載されているハッカ油の定義ですよね?製造番号をお伝えしますので、御社の販売しているハッカ油の成分について、教えていただけませんか?メーカー担当:メントール含有率以外は公開しておりません。
ということで、お答えいただけませんでした。
ハッカ油は薬でもなければ、化粧品でもなく、食品添加物・香料なので、成分まで公開する必要無しということなのでしょうね。
ハッカ油の成分は?
成分がわからないと安心して使えない私は、参考になるデータを探そうと思い、以前札幌の中山先生からいただいた「北見の薄荷入門」を読み返してみました。すると、21ページに和種薄荷「ほくと」の成分表がありました。
私が購入したハッカ油は北見産の「ほくと」ではなく、海外産の和種薄荷(アルベンシスミント)を蒸留したものなので、成分は上表とは異なります。でも、北見のハッカ油をペパーミントオイルとして輸出していた当時は、このような成分だったのでしょうし、私が購入したハッカ油の成分の参考データにはなるかと思います。
ペパーミント精油の成分は?
現在、アロマニーズで使用中のペパーミント精油(フランス産)の成分分析表です。
ハッカ油とペパーミント精油の成分は、かなり似ていますよね。ハッカ油の価格はペパーミント精油と比べると相当安いので、同様の使い方が出来るのは嬉しいです。
ハッカ油の禁忌や注意事項について
でも、ハッカ油の成分がペパーミント精油に似ているのならば、ペパーミント精油と同じような禁忌や注意事項があるということです。実際に購入したハッカ油の箱には、
次の人は使用しないでください。
- 本人又は家族がアレルギーの人
- 妊娠又は、妊娠の可能性のある人
- 乳幼児
- 肌の弱い人
- 3才未満の乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系の弱い方や老人、てんかんの方は使用を避ける。
- 3才以上の乳幼児、高血圧症の方は長期間、継続的、広範囲に多量の使用を避ける。
ですから、ハッカ油についても同様の注意が必要だと思います。
日本が世界に誇る「和種薄荷」から得られる「ハッカ油」、これから出番が益々増えると思いますが、今一度、禁忌や注意事項を確認し、事故の無いように利用しましょうね!