アルベンシスミント精油を冷却し、薄荷脳を取り出したものを再び水蒸気蒸留すると得られるハッカ油。でもアルベンシスミント精油は、そのまま精油として販売した方が、手間も掛からなくて良いはず。それなのに手間を掛けて薄荷脳を取り出した理由は何でしょう?
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薄荷脳は、ハッカ油の2倍の価格で取引された
薄荷と言えば北海道の北見ハッカ。北見の薄荷脳は昭和9年に初めてニューヨーク市場にサンプル出荷されると品質の良さが高く評価され、昭和14年には薄荷脳とハッカ油を合わせて336トンの製品を輸出。メントール世界市場の約70%を、北見の薄荷が制していたといわれています。
5ポンド入り缶12個(約27kg)が25万円
北見で生産された薄荷脳は、昭和29年頃には5ポンド入り缶12個(約27kg)が25万円と、ハッカ油の2倍の価格で取引されていたそうです。アルベンシスミント精油(取卸油)から、手を加えて薄荷脳を取り出した理由は、薄荷脳が高値で売れたためですね!
このように北見地方の薄荷脳はアメリカに輸出し高値で取引されましたが、薄荷脳を取り除いた後の脱脳油(赤油)はどうしたのか?
脱脳油(赤油)は再び水蒸気蒸留され、ペパーミントオイルとしてヨーロッパへ
脱脳油(赤油)は再び水蒸気蒸留され、ペパーミントオイルとしてヨーロッパに輸出されたそうです。
日本のハッカ油が、なぜペパーミントオイルに⁇
薄荷脳を取り除いて精製されたハッカ油はメントール成分が40~50%程度含まれるため、ペパーミントオイルの規格に合致していたというのが、その理由らしいです。
北見の薄荷がヨーロッパに輸出され、ペパーミントオイルとして販売されていたとは驚きですね!
北見の薄荷がヨーロッパに輸出され、ペパーミントオイルとして販売されていたとは驚きですね!
(参考文献:井上 英夫著 NPO法人オホーツク文化協会編集 北見の薄荷入門)
ここで新たな疑問が…
アルベンシスミント精油から薄荷脳を取り除き、再び水蒸気蒸留をして得られるハッカ油。
この成分は?
アルベンシスミント精油から薄荷脳を取り除き、再び水蒸気蒸留をして得られるハッカ油。
この成分は?
気になる方は、次のページへ(笑)