皮膚は考える 傳田光洋著

資生堂ライフサイエンス研究センター主任研究員の傳田光洋博士の著書『皮膚は考える』を購入して、読み終えたところです。

皮膚は身体を包むだけの単なる包装紙ではない。
からだ全身を覆い、重さは約3kgにもなる最大の「臓器」である。

これは聞いたことがある人も多いと思いますが、こちらはどうでしょう?

皮膚はそれ自体が独自に、感じ、考え、判断し、行動するものです。
その巧みなシステムを担っているのは中枢神経系で記憶や学習に寄与している物質と同じ「部品」であることもわかってきました。

この「部品」とは受容体と呼ばれるセンサーですが、皮膚には脳と同じセンサーがあることがわかったそうです。

また、精神的なストレスによっても肌のバリア機能が低下する(肌荒れ)が、これに対して香りによるリラクゼーション(アロマコロジー)はバリア機能を回復させる効果があったとも報告されています。良い香りを嗅ぐだけでも肌をきれいにする効果があるということですから、これには驚きました。

内臓の異常が皮膚に現れるといわれますが、皮膚の異常が内臓や精神に異常をきたすこともあるのかもしれませんね。
ということでスキンケアは、肌を美しく保つためだけでなく、心と身体を健康に保つためにも必要なものだと感じました。

老若男女を問わず、肌も大切にしましょうね!

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