アロマオイルと精油、ポプリオイルの違い

最近良く目にするアロマオイルの文字。でも、私が使用しているのは精油です。この違いをご存知ですか?
検索してみたところ、WikiPediaがわかりやすく纏めていただいていたので、ご紹介します。

アロマオイル

アロマオイル(Aroma oil)は、精油(エッセンシャルオイル)をアルコールやキャリアオイルなどで希釈し、バーナーなどの器具を使い芳香を楽しんだり、フレグランス効果を得るために化粧品として体に直接使用される油製品のこと。フレグランスオイル(Fragrance oil)とも言う。 純度100%である精油と混同されることも多いが全くの別物であり、精油として使用すると様々な問題の原因となることもある。 またメーカーや店によってはエッセンシャルオイルをアロマオイルと表示している所もあり、品名の表記が一定していない。本物の精油を使った製品かどうか説明文をよく読み確認する必要がある。アロマオイルと用途が似たものにポプリオイルがある。

精油

精油(せいゆ)、エッセンシャルオイル(英語 essential oil)は、植物に含まれ、揮発性の芳香物質を含む有機化合物である。「オイル/油」という字が付くが、油脂とは全く別の物質からできている。可溶化リポ イドで、水に溶けにくく、アルコール・油脂などに溶ける性質(親油性・脂溶性)を持つ。現在、約250~300種類の精油が存在する。 「精油」は100%天然物質であり、人工的に合成した物質を一切含まず、アルコール希釈などをしていない完全成分のものだけを指す。狭義では更に水蒸気蒸留法により抽出された精油に限定される。 一般的にはハーブ葉の質量に対し0.01%~0.2%程度しか含有せず、かつ、全量抽出するには6回から10回程度繰り返し同じ葉を蒸留しなければ得られな い大変に貴重なものである(1.0kg=1000gの葉に対し1.0g=1.0cc=1.0ml程度の精油全量に対し、1回蒸留で0.1ml)。よって大 量生産は考えにくく、安価なものにはできにくい。 アロマオイルやポプリオイルなどと混同されることもままあるが、混ぜ物を含み大量生産されるそれらとは全く別物である。

ポプリオイル

ポプリオイルはポプリを作る際に香りのベースとして少量加えられる、精油や合成香料を鉱物油やアルコール、その他の溶剤で希釈したもの。 ポプリの香りを一定期間持続させるためにポプリに加える目的で作られた、合成香料を含む芳香用オイルである。精油(エッセンシャルオイル)は全く含まれていないか、ごく微量にしか含まれていない。 また基材となる溶剤も植物性・動物性の天然のオイルではなく鉱物油やアルコールなどが使われることがほとんどである(鉱物油を使用するのは使用中の品質の劣化が少ないという利点も有る)。そのため精油よりもかなり安価である。 精油(エッセンシャルオイル)と混同されがちであるが、天然成分100%である精油とは全く違うものである。アロマテラピーでは使用しない。

アロマニーズでは精油を使用しています

私がアロマオイルと書かないのは、アロマオイルではなく、精油を使用しているからです。
治療目的で精油を使用する国では精油を薬と同じように薬局で取り扱うようですが、日本では精油はアロマオイルやポプリオイルと同じ雑貨で、特に品質の基準がありません。

香水や手工芸品に限って使用するなら、アロマオイルやポプリオイルでも、よいかもしれません。
でもアロマテラピーとして肌に塗ったり、入浴剤にしたり、芳香浴や手作り化粧品に使用するのでしたら、精油を使用してください。

高いものには高い理由が、安いものには安い理由があります。

美容と健康のためのアロマテラピーですから、多少高価でも、品質の確かな精油を使用してくださいね。

輸入する時の申告で、雑貨になるか食品添加物になるか決まる

日本では『雑貨』となる精油。でも、輸入する際に『食品添加物』として申告すれば『食品添加物』として取り扱われます。

なかには「私たちが取り扱う精油は『食品添加物』だから飲める」とか、「私たちが取り扱う精油は『メディカルグレード』だから飲める」などと言って、精油の飲用を勧める方がいらっしゃるそうですが、場合によっては死に至ることがあります。安易に飲用することのないよう、くれぐれもご注意ください。

精油を誤って飲んでしまった場合

応急手当についての相談可能な連絡先

公益財団法人 日本中毒情報センター 中毒110番(一般専用)

  • 大阪 072-727-2499(無休:24時間対応)
  • つくば 029-852-9999(無休:9時~21時対応)

注意事項

アロマテラピーを行う場合は、

  1. 医師法や薬剤師法、薬機法等の関連法を遵守し
  2. 使用する精油や植物油について、事前に禁忌や注意事項を必ず確認し
  3. パッチテストを行い、問題無いことを確認してください。

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