ベニシアさんの四季の庭と、日本独自のアロマテラピー
先ほど、Amazonから、ベニシアさんの四季の庭 DVD&ブルーレイ限定版が届きました
立川のシネマシティで映画を観たのが昨年の11月24日ですから、ちょうど半年ほど前になります。
その時の感想は、『スクリーンに映し出された彼女の生き方を通して、毎日を丁寧に生きることや出会いを大切にすること、古いものを直しながら使い続けることの素晴らしさ等を、改めて認識しました。』というものでしたが、今改めて観てみると、『イギリスと日本の伝統を調和させた暮らしのヒント』の文字がありました。
イギリスと日本、同じ島国だし、伝統もあるし、古きものを大切にするし、共通点がかなり多いのかな?と思いました。
アロマテラピーはフランス発祥の医療目的で研究されてきたものですが、後にマルグリット・モーリー女史によって、美容やリラクゼーション目的のアロマセラピーとしてイギリスで広まり、それがフランス発祥のアロマテラピーよりも先に、日本に紹介され取り入れられてきたことは、皆様ご承知の通りかと思います。
アロマテラピーよりも先にアロマセラピーが広まった日本ですが、江戸時代になると、中国で発展した本草学が日本独自のものとして発展していったそうですね。
本草学とは、健康や病気治療を目的に、自然界にある様々な植物や動物、鉱物などについて、その産地や形態、特徴、薬としての効用などを研究する中国で発展した学問ですが、江戸時代になると貝原益軒が漢文から和文に改めた『大和本草』を著し、香川修庵が臨床をもとにした有用な薬物の薬理作用や処方を『一本堂薬選』に著し、また飢饉の際に備えて『救荒本草書』が出版されるなど、人々のための医療として日本で独自に発展していったそうです。