ウィンターグリーンとアスピリンアレルギー
先ほど以下のような電話がありました。
「昨日、肩こりが辛そうな主人に、近くにあったD社のブレンドオイル(ロールオンタイプ)を塗布したところ、5分後に喘息の発作が出て、病院に駆け込むことになってしまいました。治療の結果すでに喘息も収まり、今は自宅に戻っているのですが、知識も無い状態で精油を使うのは、とても危険なことなんだと痛感しました。」
というものでした。ご主人に塗布したというD社の商品についてうかがったところ、
- ロールオンタイプのブレンドオイル
- ウィンターグリーン、カンファー、ペパーミント、ブルータンジー、ジャーマンカモミール、ヘリクリサム、オスマンタスを配合
- 肌に塗るとひんやりと心地良いと感じる
というものだそうです。精油濃度は、不明です。
ご主人に既往症やアレルギー等はありますか?と訊いてみると、「アスピリンアレルギーがある」とのことでした。
アスピリンのアレルギーを持つ方に使ってはいけない精油といえば、ウィンターグリーンですが、この商品にはウィンターグリーンが含まれていました。
お電話をいただいた奥様は、「私が主人に塗る前に、何が入っているのか成分を確認すればよかった。」とおっしゃっていましたが、その商品のボトルには成分の記載が無く、先ほど改めて商品マニュアル?のようなものを確認して、ようやく気づいたそうです。
ご自身で精油をブレンドしていたら、このようなことは起こらなかったのだろうと想像しますが、商品として既に完成されたものが手元にあったので、特に何も考えずに使ってしまったのでしょうね。
精油は薬にも毒にもなる と言われています。
市販品だから安全だと過信せず、成分等内容をよく確認し、禁忌や注意事項の対象となるものが含まれていないか、必ずチェックするようにしてくださいね。